外壁の種類と相性の良い塗料

外壁には種類ごとに相性の良い塗料があります。 いくら高価な塗料でも、外壁との相性が悪ければ本来の耐久年数よりも短期間で塗装が剥がれてしまいます。
この記事では、外壁の種類とそれぞれに合う塗料をご説明します。

外壁の種類とシェア率

この図は2018年の戸建て住宅に使用された外壁材のシェア率です。 以前はモルタルが主流でしたが、近年は窯業系に代表されるサイディングが大半を占めるようになりました。

外壁ごとの特徴と相性の良い塗料

サイディング

サイディングとは仕上げ用の板材を壁に貼り付ける外壁材のことで、現在戸建て住居の建築に使用される外壁素材の9割という圧倒的シェア率を誇ります。 サイディングは窯業系が大半ですが、他にも金属系サイディングと木質系サイディングがあります。

窯業系
金属系(ガルバリウム鋼板)
金属系(アルミ)

窯業系の特徴

  • 耐熱性

    金属系ほどではありませんが、大規模地震被災地の被害調査でもはく離・脱落がほとんど見られず、地震に強いことが確認されています。

  • 耐火性

    不燃または準不燃材料であり、外壁材の防火構造・45分準耐火構造・1時間準耐火構造の国土交通大臣認定を取得しており、火災に対する安全性に優れています。

  • 自由度

    種類が豊富で好みに合わせてデザインを選択する事ができるため、他の外壁材に比べ自由度が高いです。

金属系の特徴

金属系は軽量で地震などの衝撃にも強く、耐久性があります。金属ですので水を弾く素材のため、防水性にも優れています。 また同じ金属系でも素材により特徴が少し異なります。

    ガルバリウム
  • 耐久年数

    ガルバリウムの耐用年数は20年~25年と言われており、大規模なメンテナンスが他の建材よりも少ない回数で済みます。

  • 耐水性

    金属で水をはじく性質の為、防水性に長けていて内部に水が浸透しにくいです。

    アルミ
  • 軽量性

    外装材の中でも最軽量で、建物への重量負担が少なく済みます。

  • 耐久性

    アルミという素材の特性上、錆びや塩害に対する耐性があります。

サイディングと相性の良い塗料

※ここでは大手3大塗料メーカのみを記載しております。
  • ファインパーフェクトトップ(日本ペイント)
  • UVプロテクトクリア(日本ペイント)
  • セラMシリコンⅢ(関西ペイント)
  • アレスダイナミックトップ(関西ペイント)
  • プレミアムシリコン(エスケー化研)
  • グリーンマイルドシリコン(エスケー化研)

サイディング塗装の注意点

2001年以降 に使用されている難付着サイディング(表面に特殊なコーティングを施している)の場合は塗り替え時に注意が必要です。 専用の下塗り用塗料を使用しないと数年後に塗膜が剥がれてしまったり、塗膜が浮いてきたりしてしまいます。 塗装工事の出来を左右するとても重要な内容ですので、施工前に必ず業者さんに確認をしましょう。

難付着サイディングボード専用の下塗り材
  • ファインパーフェクトシーラー(日本ペイント)
  • アレスダイナミックシーラーマイルド(関西ペイント)
  • エスケーハイブリットシーラーEPO(エスケー化研)
自分でできる確認
  • 2001年以降の建物か
  • チョーキングが起こらないか
  • ラッカーシンナーで塗膜が溶けないか

モルタル

モルタルとは砂(細骨材)とセメント、水を練り混ぜて作る建築材料です。かつては(1980年~1990年)日本住宅の外壁材として広く使用されていました。 モルタル壁は仕上げの種類が豊富で、自由にデザインできるというメリットがあります。下地がサイディングのように継ぎ目が浮き出ないため塗壁の正規の工法として確立しています。
モルタル壁は仕上げ材や塗装で様々n種類に分かれます。

マスチック仕上げ
スタッコ仕上げ
リシン仕上げ
左官仕上げ

モルタルの特徴

マスチック仕上げ
耐久性に優れている特徴を持ち、外壁塗装を強く仕上げることが可能です。
スタッコ仕上げ
乾くと硬く、強固になって、耐久性や防水性が上がる素材です。
リシン仕上げ
表面がザラザラしているのが特徴です。
左官仕上げ
多くの種類のコテを使い分け、さまざまなテクスチュアを作り出すことができます。

モルタル壁と相性の良い塗料

※ここでは大手3大塗料メーカのみを記載しております。

モルタルは、経年劣化や気温の変化による外壁の伸縮で細かいヒビが入りやすいので、ゴムのように塗膜が伸びる弾性塗料が相性がいいです。

代表的な弾力性塗料
  • DANシリコンセラ(日本ペイント)
  • DANフレッシュ(日本ペイント)
  • セラMフッソ(関西ペイント)
  • セラMシリコンⅢ弾性(関西ペイント)
  • セラミクリーン(エスケー化研)
  • 弾性プレミアムシリコン(エスケー化研)

モルタル壁の塗装時の注意点

弾性塗料の熱による膨れが発生するケースがありますので、まずは外壁の状態を専門業者にしっかり見てもらい適切な塗料で施工しましょう。

ALCパネル

ALCとは気泡が入った軽量コンクリートの事で主原料は珪石、セメント、生石灰、発泡剤のアルミ粉末です。 外壁材としてはもちろんのこと、床下地や間仕切り壁、屋根裏の野地板及び鉄骨建築用の耐火被覆など様々な建築部位に使われています。

ALCパネル

ALCパネルの特徴

ALCパネル全体に広がる無数の細かい気泡が優れた断熱性を発揮します。その性能は普通コンクリートの約10倍。空調のランニングコストを抑え、結露の防止など居住性の向上に貢献します。 ALCパネルは、軽くても音を伝えにくい性質をもっており、また主成分がコンクリートの為、耐火性に優れております。

ALCパネルと相性の良い塗料

※ここでは大手3大塗料メーカのみを記載しております。
  • パーフェクトトップ(日本ペイント)
  • DANフレッシュ(日本ペイント)
  • セラMフッソ(関西ペイント)
  • アレスダイナミックトップ(関西ペイント)
  • セラタイトF(エスケー化研)
  • セラミシリコン(エスケー)

ALCパネルへの塗装の注意点

ALC表面の劣化が進行している場合は、シーラー・フィラーと組み合わせるなど追加の対応が必要となることがあります。

外壁ごとの耐久性

以下は外壁の種類ごとの評価になります。
※難付着サイディング等様々な種類があるので、あくまでも一般的な評価です。

まとめ

ここでは外壁の素材ごとの特徴と、それぞれに合う塗料をご紹介いたしました。 外壁はきちんとセルフチェック、補修を行えば長期間に渡って綺麗な状態を保持できます。
塗装をご検討されている皆様には、良い塗料(無機系フッ素など)と言われている塗料でも、その外壁に合わない塗料だと剥がれやすくなることを覚えて頂ければと思います。
何かご質問・ご相談等ございましたら、塗装専科までお気兼ねなくご連絡くださいませ。

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